비빙 Be-Being
創作国楽グループBe-Beingは、韓国で映画音楽、著名なインディバンド<어어부 프로젝트(オオブプロジェクト>, <アン・ウンミの現代舞踊>をてがける作曲家チャン・ヨンギュを中心にその音楽作業で出会った演奏者で結成され、2008年仏教音楽プロジェクト>이(理)와 사(事)>でデビューした。
以後、仮面劇音楽プロジェクト<이면공작(裏面工作)>、宮中音楽プロジェクト<첩첩(疊疊)>を発表し特有のリサーチと演奏記法、視覚的表現を構築してきた。
韓国伝統音楽の形式と材料を保ちながら同時に定型化した演奏法から脱皮した新しい演奏法、形式を取り入れ、また音では表現しきれない伝統音楽の視覚的イメージを舞踊、映像と共に舞台化してきた。空間と時代を越えた普遍的音楽文化遺産になるよう探求を費やしている。
韓国をはじめ、ドイツ、フランス、スウェーデン、ポーランド、デンマーク、オランダ、シンガポール、オーストラリア、イギリス、インドの招請公演 等、世界各地でで活動中。
メンバー
代表、作曲・音楽監督 | 장영규 チャン・ヨンギュ |
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音響監督 | 오영훈 オ・ヨンフン |
Company & Stage Manager |
김지명 キン・ジミョン |
カヤグム | 박순아 パク・スナ |
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ピリ | 나원일 ナ・ウォンイル |
パンソリ | 이승희 イ・スンヒ |
ヘグム | 천지윤 チョン・ジユン |
打楽器 | 신원영 シン・ウォニョン |
活動履歴
2015 | 7.1-5 Be-Beingの新作 <異種空間> ソウル:Doosan Art Center |
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2014 | 4.16-19 Tero Saarinen(테로 사리넨)の <회오리(VORTEX)> 音楽ライブ演奏 韓国:国立劇場 |
5.19 <Be-Being コンサート> イタリア:ポルデノーネ |
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8.13-17 Be-Beingの新作 <P project > ソウル:Doosan Art Center |
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10.20 Be-Beingの仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> ポーランド-Warszawa |
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2013 | 故ペク・ナンジュン7回忌 追悼公演 ソウル:ペク・ナンジュンアートセンター |
8.29-31 <Be-Being コンサート> ソウル:Doosan Art Center |
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7.19 <Be-Being コンサート> フランス:パリ Musee du quai Branly |
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2012 | ソウル国立中央博物館 ‘설날 한마당(正月、ハンマダン)’ |
仮面音楽プロジェクト“裏面工作” イギリス:ロンドン韓国文化院 K-Music festival '五色燦爛' Southbank, Elizabeth Hall |
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Be-Beingコンサート ソウル:北村創友劇場 |
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仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> インド:Chennai HinduFriday Music Festival |
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2011 | 仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> Singapore Art Festival, Esplanade Theater, Singapore |
仮面音楽プロジェクト“裏面工作” 韓国⦁オランダ 修交50周年記念公演, Theater Pepjin, Hague, Holland |
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仮面音楽プロジェクト“裏面工作” Roskilde Festival, Copenhagen, Denmark |
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仮面音楽プロジェクト“裏面工作” Brave Festival, Wroclaw, Polland |
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仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> Darwin Festival, Darwin Entertainment Center, Darwin, Austrailia |
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Spritual Music Ritual 華厳祭 華厳寺 |
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宮中音楽プロジェクト“疊疊” ソウル:LIG アートホール |
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2010 | 仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> The 5th international digital art festival at Enghien-les-Bains, Centre des arts d’Enghien-les-Bains, France |
21世紀国楽祝典 ゲスト出演 ソウル:国立国楽院 |
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Performing Arts Market In Seoul (PAMS) オープニング公演 ソウル:国立劇場 |
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WOMEX オープニング公演 DR Koncerthuset, Copenhagen, Denmark |
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仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> Museen Dahlem, Berlin, Germany |
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仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> International Sacred Music Festival at Uppsala, Sweden |
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仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)> ソウル:LIG アートホール |
作品紹介
仏教音楽プロジェクト <이(理)와 사(事)>
- 쇄향수(灑香水)
- 복청게(伏請偈)
- 천수바라(千手鉢羅)
- 걸수(乞水)
- 사방요신(四方搖身)
- 축원화청(祝願和請)
- 식당작법(食堂作法)
- 3234
重要無形文化財第50号に指定され、2009にはユネスコ世界無形文化遺産に搭載された仏教儀式の“靈山齋”の仏教音楽を再解釈し舞台化・芸術化した伝統音楽を中心とした複合芸術である。
“이(理)와 사(事)”とは、道理(reason)事相(phenomenon)を意味する。
2008年にソウルで披露したのちドイツ Heidelberger Schlossfestspiele、Alzey 文化小屋 Festival、オーストリア Festspielhaus St. Pölten に招請されるなど単発的に終わるでなく長期的に活動するプロジェクトとしている。
仮面音楽プロジェクト“이면공작(裏面工作)”
- 봉산 팔목중춤(鳳山八墨僧舞)
- 봉산 사자춤(鳳山獅子舞)
- 피조리 1 (ピジョリ)
- 피조리 2 (ピジョリ)
- 줄타기춤(綱渡り舞)
- 수영(水営)
- 거사춤(居士舞)
- 수리수리 마하수리(スリスリマハスリ)
仮面と関連した文化現象はは全世界的に長い時間にかけて発生、発展してきた普遍的な現象であり、韓国の仮面劇もやはり朝鮮半島古代に発生し、今日に至るまで全域に渡り多様な形態で存在してきた文化である。
仮面はハングルで“クァンデ”、“チョラニ”、“タル”、“タルバッ”、“タルバガジ”等と呼び漢語では“面”、“假面”、“面具”、“代面”、“假頭” 等と呼ぶ。
公演タイトルの “이면공작(裏面工作)”は元来‘裏面で行される作業や活動’を称する用語でこの公演では仮面と関連する象徴性、仮装性、伝統的演戱を含む総体性行為を意味する。
韓国重要無形文化財に指定されている仮面劇の形式と音楽を新しく誕生させ、また再解釈したジャインパル芸人の綱渡り、北青獅子遊びの居士舞、鳳山タルチュムの獅子舞など見所である。
宮中音楽プロジェクト“첩첩(疊疊)”
- 宗廟祭禮樂から 진찬(進饌)
- 수제천(壽齊天)
- 宗廟祭禮樂から 소무(昭武)
- 宗廟祭禮樂から 용광정명(龍光貞明)
- 처용무(處容舞)
- 文廟祭禮樂から 황종궁(黃鐘宮)
- 취타(吹打)
- 대취타(大吹打)
宮中音楽は朝鮮王朝500余年の間につくられ発展してきた音楽である。儒教が政治的理念だった朝鮮時代の宮中音楽の哲学的根本は‘禮樂思想’だ。
儒教哲学では音と樂の概念を別としたが音は音楽的旋律自体を、樂は音よりも大きい概念で楽器演奏と舞を意味した。 また樂は美しい曲調で個人と家庭、国家、世界を調和させる国家統治の道具であった。
宮廷儀式に用いられる宮中音楽は節次と形式を重んじる樂歌舞の総合芸術形態として存在してきた。宮中音楽は大編成でゆっくりとした荘重な音楽が主で、その機能によって祭禮樂, 宴禮樂, 軍禮樂と分ける。
宮中音楽プロジェクト<첩첩(疊疊)>はこの宮中音楽の中から選別した音楽を再解釈、再構成しBe-Beingの音楽的様式に再誕生させた。